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2024年01月01日

永田義毅医師ドクターリレーコラム「冷え込む朝夕、要注意!冬は、脳卒中と心臓病が増加します。」

冷え込む朝夕、要注意!冬は、脳卒中と心臓病が増加します。
循環器内科医 永田義毅

● 冬は、脳卒中と心臓病が増加します。
政府の統計によると、夏に比べて冬は毎月1万人くらい脳卒中・心臓病による死亡数が増加し
ています。
突然倒れて救急搬送される方、調子が悪くなって病院を受診する方が多く、病院やクリニック
が最も混み合う季節です。

● 寒くなると血管が縮みます
脳卒中や心臓病が増える原因は、寒くなると血管が過剰に縮んだり、動脈硬化が突然不安定と
なり血栓でつまってしまうからだと考えられています。
特に注意が必要な日 ? 降雪日 ? 5℃以下の寒冷時 ? 急激に気温が下がる日
また、「ヒートショック」といわれる現象も要注意です。暖かい室内から寒い空間に出た時に、急激に血圧が変動すると心臓や血管に負担がかかります。

● 予防のために
一般的な心筋梗塞の症状は、激しい胸の痛み、呼吸困難、冷や汗などがあります。しかし約半
数は、前兆になる症状がなく突然おこります。日頃からご自身の健康状態を確認し、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を管理してください。循環器ドックや脳ドックでは、心臓病や動脈硬化の状態を調べることができます。ぜひ、ご活用ください。
脳・循環器ドック https://www.hokurikuyobou.or.jp/dock/brain.html

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