富山県の健康社会と北陸予防医学協会の新しい未来のために
理事長就任に際して
この度、私こと永田義毅は、父 義邦の後任として、一般財団法人 北陸予防医学協会の理事長に就任する運びとなりました。
祖父が創業し、父が守り続けてきたこの事業を、3代目として継承し、さらなる発展に努める所存です。
当協会は1949年「永田レントゲン研究所」として発足し、今年、創業75周年を迎えます。節目の年に、この責任ある地位に就けることを大変光栄に思います。理事長就任に際し、皆様にご挨拶申し上げます。
私は、幼少期より創業者である儀四郎に教育され、医師を目指すことになりました。昭和大学医学部を卒業後は金沢大学附属病院第一内科で研鑽を積み、循環器内科医の道を選択しました。
19年間勤務した富山県立中央病院では多くの臨床経験を積み、医療を通じて多くの方の命、人生、生活に関わることができました。念願の北陸予防医学協会入職後、地域医療に携わりながら国際医療福祉大学大学院に通い、医療政策や経営学を学びました。
富山県の健康社会と北陸予防医学協会の新しい未来のために、これまでの経験と知識を活かし誠心誠意、地域の発展に力を尽くす所存です。
富山県の健康社会のために
人は年をとると、癌や心臓病、脳卒中などの病気にかかりやすくなります。しかし、病気が治っても元通りになるわけではありません。後遺症が残って普段の生活ができなくなることもあり、本人だけでなく家族や職場にも影響を及ぼします。
今の社会の大きな課題は「人口構造の変化」です。若い世代が減り、働く世代が高齢化しています。そのため、健康を維持して働き続けることが以前にも増して重要になっています。このような背景から、病気を治すだけでなく、病気を予防する「予防医療」の必要性が高まっています。そして、企業では、従業員の健康を守り、働きやすい環境を作ることで、企業全体の生産性や持続力を高める「健康経営」が求められています。予防医療と健康経営の推進は、国民皆保険制度を支える重要な役割を果たします。
富山県の健康な社会を実現するためには、「県民の健康増進」「持続可能な社会保障制度の構築」そして「経済成長」が必要です。北陸予防医学協会の使命は、予防医療を通じて地域に貢献し、富山県の未来を支えることです。
これからも、北陸予防医学協会をよろしくお願いします。
北陸予防医学協会がここまで発展できたのは、多くの県民の方々に支えられ、共に歩んできた職員の方々のおかげです。これからも予防医療を充実させ、富山県の医療政策を実現し、県民の健康寿命を延ばすために貢献していきたいと考えています。
「誠心誠意」をモットーに、県民の皆さまに安心で安全な医療を提供するため、安定した経営を持続できるよう引き続き努力してまいります。皆様におかれましては、これまで同様、温かい励ましとご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
一般財団法人 北陸予防医学協会
理事長 永田 義毅
主な資格
医学博士
医療ビジネス経営学修士(MBA)
日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 循環器専門医
日本心臓病学会 心臓病上級臨床医(FJCC)
日本不整脈心電学会 不整脈専門医
日本心血管インターベンション治療学会 専門医
日本冠疾患学会 評議員・特別正会員(FJCA)
日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士
日本人間ドック・予防医療学会 社員・認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
人々が人生を健康ですこやかに生きられることを願い、道理を究め、健康診断技術の向上に努めるとともに、人為を積み重ね、真心を以って健康診断業務に従事する。
受診者には、差別されることなく良質な医療を受ける権利があります。
受診者には、わかりやすい説明を受け、十分納得されたうえで、自分で検査を選択、あるいは拒否する権利があります。
受診者には、ご自身のあらゆる医療情報を知る権利があります。
受診者には、ご自身の医療に関する記録や個人情報、プライバシーが守られる権利があります。
受診者には、ひとりの人間として、その人格・価値観などが尊重される権利があります。