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2020年03月26日

第四弾<がんの治療>〜放射線治療 野村邦紀医師 ドクターリレーコラムを更新しました!

早期発見、早期治療が進む子宮頚がん

子宮頚がんについて
子宮頚がんは、子宮の入り口の子宮頚部と呼ばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。
子宮頚がんの多くは、子宮頚部へのHPV(ヒトパピローマウィルス)感染が関与して発症します。HPV自体はありふれたウィルスであり、感染しても子宮頚がんを発症するとは限りません。感染例の一部が、前がん病変を経て、さらにがんになるものがあると考えられています。
日本では、毎年約1万人の女性が子宮頚がんに罹り、約3,000人が死亡しております。また、2000年以後は患者数も死亡率も増加しています。

検診や定期検査が大切
 子宮頚がんは早期発見、早期治療が進歩しているがんです。定期的に検査を受けることが、まずは何より大切です。
20歳以上は2年に2回、子宮頚がん検診を受けましょう!
検診の内容は、子宮頚部の細胞診、問診、視診です。検査の結果が「要精密検査(がんの疑いあり)」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。
 

早期発見、早期治療を!
子宮頚がんは早期のうちに治療すれば治癒率も高く、また子宮を温存できる可能性も十分あります。しかし、進行がんになると再発率・死亡率も高くなります。子宮頚がんの予防にはHPVワクチンによる一次予防がまず大切であり、次に子宮頚がん検診で早期発見し、早期治療を受けることが重要です。

治療方法は、手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤)の3つを単独、もしくは組み合わせて行います。
放射線治療の専門である野村邦紀のコラムです。興味を示された方はクリックをお願いします。

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